資格試験

現役10年目エンジニアがITパスポート受験!意味ある?合格できた?勉強法を公開

【本記事はプロモーションを含みます】

受験経緯

HTMLコーダーからWeb業界に足を踏み入れ、現在はフロントエンドやバックエンドをソコソコこなせるくらいのエンジニアになり、業界歴は早10年目を迎えました。

しかし、ITに関わる資格は何一つ持っておらず、
「資格が無くてもエンジニアとして(今は)やっていけている」
「勉強時間を取れない、取りたくない」
という点から今まで取ってきませんでした。

2025年に初めて今年の目標なるものをリストアップする際に、漠然と心の中にあったIT関連の資格取得を実現しようと思い、足がかりとして合格難易度が低いと言われているITパスポート試験を受けることに決めました。

ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験(通称:iパス)は、経済産業省が所管する国家試験「情報処理技術者試験」の一区分で、ITの基礎知識を幅広く問う入門資格です。IT分野に携わる人だけでなく、業務でITを活用するすべての社会人・学生を対象に設計されており、ITリテラシーの証明としても活用できます。

試験の概要

  • 実施機関:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
  • 受験資格:年齢・職種・経験不問(誰でも受験可能)
  • 実施方法:CBT方式(コンピュータを使った試験)
  • 受験日:全国のテストセンターで随時実施(予約制)
  • 受験料:7,500円(税込)※2025年時点

試験形式

  • 試験時間:120分(試験の残り時間は常に画面に表示されています)
  • 出題形式:四肢択一の多肢選択式
  • 出題数:100問(配点は問題ごとに異なる)
  • 合格基準
    • 総合得点で 60%以上(600点以上/1000点満点)
    • 分野別(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)でそれぞれ30%以上

合格率はおよそ50%、合格難易度は低めな部類だそうです。

前述のように合格基準が明確です。
ちなみに試験後にすぐ結果が表示されるため、合否はすぐにわかります。(正確には翌月の合格発表が出るまでなんとも言えないのですが…)

出題範囲

ITパスポート試験は、ITの専門知識だけでなく、経営戦略や法務、情報セキュリティ、ネットワーク、システム開発の流れなど幅広い分野をカバーします。
大きく分けると以下の3分野です。

  • ストラテジ系(経営戦略、企業活動、法務など)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなど)
  • テクノロジ系(コンピュータシステム、ネットワーク、セキュリティなど)

勉強方法

勉強時間

試験勉強時間は1日1時間を目安に2ヶ月間取りました。
1週間空けたこともありましたが、なるべく毎日に取り組むようにしました。

勉強方法

私はUdemy講座の受講とITパスポート試験ドットコムの過去問で勉強しました。

【ITパスポート試験】6年連続売上No.1『ITパスポート絶対合格の教科書』著者による、最短絶対合格のコース!

Udemy講座は1つだけですが「【ITパスポート試験】6年連続売上No.1『ITパスポート絶対合格の教科書』著者による、最短絶対合格のコース!」を受講しました。

【ITパスポート試験】6年連続売上No.1『ITパスポート絶対合格の教科書』著者による、最短絶対合格のコース!

数あるITパスポート関連の講座の中から下記の講座を選んだ理由は大きく2つあります。

  • 頻出問題に絞って解説してくれているから(受講時間は6Hほど)
  • アニメーションや自動音声で動画が作成されているため、勉強内容がイメージがしやすく、音声も聞き取りやすいから

過去問や実際に受けた試験でも講座で出てきた範囲が出題されていました!

ITパスポート試験ドットコム

ITパスポート試験ドットコムはITパスポート試験の過去問や出題範囲の内容を完全無料で学習できるWebサービスです。

ITパスポート試験ドットコム

私は令和分だけですが、全て解いていました。
実際の試験時間120分以内に解くようにペース配分しながら取り組み、解答後は解説をしっかり読んで次に繋げるようにしていました。

過去問点数の経緯

以下、解いた過去問の正答率の経緯です。
勉強は主にUdemyですが、過去問の採点を行った後に各問題の解説をしっかり読み込んでいます。

年度正答率勉強
1回目令和6年度57%・Udemy講座を1周受講
2回目令和5年度63%
3回目令和4年度72%・Udemy講座を2周受講
4回目令和3年度81%
5回目令和2年度77%・Udemy講座を3周受講
6回目令和1年度72%
7回目令和6年度85%

IT従事者ならノー勉でも合格できると言われているようですが、私はUdemyを1周しただけでは合格基準に達せませんでした…

最後は令和6年度試験をもう一度受け、正答率57%から85%に上げることができました。
9割は行きたかったですね。

特にストラテジ系とマネジメント系が苦手でした。テクノロジ系はプログラマーをがっつりやっていた分、比較的得意でした。

ITの上流工程をバリバリやっている人からしたら、ストラテジ系やマネジメント系はお手のモノだと思います。

実際に受験してみて

2025年2月から勉強を始め、2025年4月の中旬に受験しました。

Udemyで頻出問題周りの学習や過去6年分の過去問を解いてきましたが、まったく勉強していない、これっぽっちもわからなそうな問題が十数問ほど出題され、正直めちゃくちゃ焦りました!!
また、前年度に比べてAI関連の問題が多くなっていましたね。

そして試験終了後、これでもかというくらい速攻で結果が表示されましたが、苦手分野であるストラテジ系とマネジメント系の点数は低かったです…

合否は?

翌月に合格発表がありましたが、見事合格しました!

総合得点は700点いかない程度で、思ったより出来は悪かったです😇

エンジニアがITパスポート試験を受験する意味はあるのか?

かじる程度にしか携わってこなかったストラテジやマネジメント分野の用語、基本的な考え方に触れられたので、私は受けておいて本当に良かったと思っています。

「エンジニアなら皆受けるべき」とは思いませんが、最初に受けるIT資格試験としては難易度的にもピッタリでちょっとした自信も付くのでおすすめです。

これを機に

基本情報や応用情報の技術者試験、AWS関連の試験にも興味があるので、これらも受けてみたくなりました。

来年の目標にしたいと思います😄