本記事では、Googleスプレッドシートで動くX(旧Twitter)の自動投稿ツールをご利用になるまでの事前準備手順について説明します。
本記事は以下の記事内容の一部です。ご覧になっていない方は一読をお願いします。
当ツールご利用までの事前準備
事前準備の概要は主に以下の通りです。
- ご自身のGoogleアカウントのGoogleドライブに当ツール用のフォルダを作成する。
- 作成したフォルダ内に当ツール(Googleスプレッドシート)の元データをコピーして保存する。画像管理フォルダを作成する。
- Twitter APIアクセス情報する。
- 取得したTwitter APIアクセス情報を当ツールに入力する。
- GASの実行許可を得る。
- Twitter API利用認証許可を得る。
少し長くて恐縮ですが、最後までお付き合いください。
当ツール用のメインフォルダ作成
1.Googleドライブの任意の場所に「X自動ポストツール」フォルダを作成します。(フォルダ名は何でもいいのですが、ここでは「X自動ポストツール」と命名します。)
画像フォルダの作成
「X自動ポストツール」フォルダ内に画像管理用フォルダ「メディア」を作成します。(フォルダ名は何でもいいのですが、ここでは「メディア」と命名します。)
フォルダアクセス権限の変更は加えなくて大丈夫です。
当ツールGoogleスプレッドシートの保存
以下のURLから当ツールスプレッドシートを開き、コピーを作成します。
↓
コピーしたファイル名はご自身で扱いやすいようにリネームしていただいて構いません。
コピーしたファイルは先程作成した「X自動ポストツール」フォルダ内に配置します。
↓
Twitter APIアクセス情報の取得とユーザー認証設定
Twitter APIアクセス情報の取得やユーザー認証設定が済んでいない方は以下の記事を参考に行なってください。
トリガーの登録
当ツールでは予約/定期投稿登録を行うと、予約/定期投稿処理を行うトリガーを登録するように実装しています。
トリガーとは任意のタイミング(スプレッドシートを開いた時や何月何日の何時何分など)で作成済みのプログラムを実行するためのGASの仕組みです。
トリガーは20個までしか登録できません。また、予約/定期投稿トリガーが実行期限切れなどで無効なトリガーとなってしまった場合、無駄なトリガーが溜まってしまうのでここでは無効となったトリガーを当ツールスプレッドシート起動時に一括削除するトリガーを設定します。
「拡張機能」>「Apps Script」をクリックします。
左メニューの「トリガー」をクリックします。
以下がトリガーの設定ページです。予約/定期投稿登録を行った際は予約/定期投稿処理用のプログラムを実行するためのトリガーが追加されていきます。
キャプチャ赤枠の「トリガーを追加」をクリックします。
以下のようなモーダルウィンドウが表示されるので、各項目に対応する値が画面通りになるように選択します。
項目 | 値 |
---|---|
実行する関数を選択 | checkInValidTriggers |
実行するデプロイを選択 | Head |
イベントのソースを選択 | スプレッドシートから |
イベントの種類を選択 | 起動時 |
エラー通知設定 | 毎日通知を受け取る(トリガーの実行エラーが発生した場合にGmailに通知が届きます。こちはご自由に設定してOKです。) |
以下のようにトリガー一覧に登録したトリガーが表示されれば完了です。
Twitter APIアクセス情報をGoogleスプレッドシートに入力
先程コピーしたGoogleスプレッドシートを開き、「認証情報」のシートに移動します。
A列の「項目」に対応した各Twitter APIアクセス情報、取得したTwitter APIアクセス情報に対応するXのアカウントIDをB列の各行に入力します。
XのアカウントIDはプロフィールページURLが「https://twitter.com/task010mation_t」の場合は「task010mation_t」にあたる部分です。
ご自身のアカウントIDを入力してください。
↓
(Twitter APIアクセス情報は個人情報ですので、隠しています。)
以降に出てくる「認証情報」シートのキャプチャには「Account ID」の行はありませんが、必要な項目ですので、削除しないようお願いします。
Google Apps Scriptの実行許可
当ツールはGoogle Apps Scriptが組み込まれており、プログラムを実行するためにはログイン済みGoogleアカウントの許可を得る必要があります。
許可ページに移動するために何かプログラムを実行する必要があるので、今回はTwitter API認証処理のプログラムを起動させることにします。
メニューの「認証」>「OAuth1.0」をクリックします。
↓
認証許可モーダルウィンドウが開いたら、「OK」をクリックします。
もし、「OAuth1.0」というタイトルのモーダルウィンドウが開いた場合は、この章は読み飛ばし、次のOAuth認証の章に進んでください。
以下の画面が別タブで開きます。ログイン済みのGoogleアカウントと同じアカウントをクリックします。
以下の画面に遷移したら「詳細」をクリックします。いっけん危険な画面に見えますが、こういった仕様なのでご安心ください。
↓
キャプチャ赤枠の部分をクリックしてください。
以下の画面に遷移しますので、「許可」をクリックします。
以上でコピーしたGoogleスプレッドシートからGoogle Apps Scriptを実行するための許可を得ることができました。
OAuth1.0・OAuth2.0認証
OAuth1.0認証
Twitter API経由で画像をアップロードするために必要な作業となります。
メニューの「認証」>「OAuth1.0」をクリックします。
しばらく(5秒程)待つと以下のようなモーダルウィンドウが表示されます。
赤枠のURL部分をコピーし、別タブでリンクを開いてください。
コピーが完了したら「閉じる」をクリックしてモーダルウィンドウを閉じていただいて構いません。
以下のようなページに遷移します。キャプチャ赤枠をクリックします。
ページ内容が以下のように切り替わればOAuth1.0認証の成功です。
このページは閉じて構いません。
ちなみにOAuth1.0認証済み状態でスプレッドシートから再度認証処理を行おうとすると、以下のようなモーダルウィンドウが表示されます。
OAuth2.0認証
Twitter API経由で文章・画像を投稿するために必要な作業となります。
メニューの「認証」>「OAuth2.0」をクリックします。
しばらく(5秒程)待つと以下のようなモーダルウィンドウが表示されます。
赤枠のURL部分をコピーし、別タブでリンクを開いてください。URLはスクロールする必要があるほど長いのでコピー範囲に注意してください。
コピーが完了したら「閉じる」をクリックしてモーダルウィンドウを閉じていただいて構いません。
以下のようなページに遷移します。キャプチャ赤枠をクリックします。
ページ内容が以下のように切り替わればOAuth2.0認証の成功です。
このページは閉じて構いません。
ちなみにOAuth2.0認証済み状態でスプレッドシートから再度認証処理を行おうとすると、以下のようなモーダルウィンドウが表示されます。
以上で事前準備は完了です。
当ツールのご利用方法は?
当ツールのご利用方法は以下の記事に掲載しています。